ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

漢翔が贈賄、空軍練習機に点検偽装疑惑


ニュース 社会 作成日:2007年6月7日_記事番号:T00000954

漢翔が贈賄、空軍練習機に点検偽装疑惑

 空軍軍官学校(高雄県岡山鎮)で、軍用機メーカーの漢翔航空工業が軍関係者にわいろを贈り、練習機の金属疲労検査など点検作業を実際には行わず、書類上で実施したように偽装していた疑いが強まり、捜査当局は6日、同校や空軍司令部、漢翔などの家宅捜索を行った。

 7日付聯合報によると、漢翔は2005年6月、5億5,000万台湾元で同校所属の練習機ATー3、T─34の点検作業を請け負った。しかし、同社の金属疲労検査用X線装置が廃棄されていたため、虚偽の点検記録を作成し、検査を実施したように偽装していた。また、捜査当局の調べが入ると、漢翔は「中聯非破壊検験公司」に金銭を支払い、虚偽の検査資料を作成する偽装工作を行っていた。AT─3練習機は、02、03年に墜落事故を起こしており、今回の不正発覚で、空軍の安全意識に批判が集まるのは必至だ