ニュース 商業・サービス 作成日:2021年4月9日_記事番号:T00095467
百貨店最大手、新光三越百貨は8日、アウトレットモール「skm park」を春節(旧正月、2022年は2月1日)までに、高雄市前鎮区でオープンすると発表した。同社初のアウトレットとなる。高雄国際空港(高雄小港空港)から高雄都市交通システム(MRT)でわずか1駅で、南部の住民のほか、将来的に海外からの観光客もターゲットにする。年間来店客は延べ700万人、初年の売上高は50億台湾元(約190億円)を目指す。9日付経済日報などが報じた。
skm parkイメージ図。敷地内は路面電車で移動できる(同社リリースより)
新光三越が17年に買収した複合商業施設、大魯閣草衙道(タロコパーク)をskm parkに改装する。敷地面積は2万6,000坪で3階建てとし、220店舗以上を誘致する計画だ。売り場の業種別割合は、▽小売り、65%、▽飲食、15~20%、▽娯楽、約20%──。有名ブランド品を35~70%オフの価格で販売する。レストランは20店、フードコートは30店余りが出店する予定だ。3階には屋外レストランを設置する。
タロコパークの呉昕昌・副董事長は、▽カートレース場、▽ボーリング場、▽バッティングセンター、▽観覧車、▽映画館──などもあり、買い物だけでなく長時間楽しめると、他社との違いをアピールした。
小売りの売上高7割へ
呉・副董事長は、skm parkの小売りの売上高構成比を70%へと、タロコパーク時代の50%から引き上げると述べた。残りは▽飲食、20%▽娯楽、10%──と見込む。
昨年9月に就任した新光三越の村上英之・董事長(左3)、呉昕陽・副董事長(左4)、タロコパークの呉・副董事長(左2)らがそろって発表した(同社リリースより)
タロコパークの通年売上高は27億元だった。skm parkの初年50億元はテーマパークを除いた目標だ。
skm parkは、テナント募集やデザインなどで、台湾高速鉄路(高鉄)桃園駅前のアウトレットモール、華泰名品城(グロリアアウトレット)の第1期テナント募集を手掛けるなどアウトレット経験豊富なTOCコンサルティング(TOC)と提携する。4月からテナントを募集し、9月から入居が始まる見通しだ。
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