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原相科技のCMOSセンサー、Eee PC向けに供給か


ニュース 電子 作成日:2008年8月14日_記事番号:T00009548

原相科技のCMOSセンサー、Eee PC向けに供給か

 
 今年6月から正式にノートパソコン(ノートPC)用CMOSイメージセンサーの供給を開始した原相科技(ピクスアート・イメージング)が、最近、同社が発売するVGAクラスの30万画素CMOSイメージセンサーで、華碩電脳(ASUS)の低価格ノート「Eee PC」のサプライチェーンに加わったという観測が出ている。華碩は1カ月間で出荷するEee PC約60万台のうち3分の1近くに原相のCMOSセンサーを採用するとされる。華碩はこれについて「個別の受託メーカーについてはコメントできない」としている。14日付電子時報が報じた。

 原相は今年上半期の業績説明会で、第3四半期までにノートPC用CMOSセンサーの売上高が全体に占める割合が約10%に達するとの予測を示していた。ただ、同社はCMOSセンサーの出荷量が増えれば増えるほど、同社全体の粗利益率には不利としており、第3四半期の粗利益率は約2~3ポイントの下方修正が必要と表明している。

 しかし携帯電話向けベースバンドチップに画像処理用のISPチップが統合される傾向が続いており、今後同部門での成長が期待できないことから、長期的に見てノートPC用CMOSセンサーの出荷増は同社にとって有利との見方を示している。