ニュース 医薬 作成日:2021年4月27日_記事番号:T00095777
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は26日、入境から1カ月以上前に新型コロナウイルス感染症ワクチンの2回の接種を完了していることなどを条件に、入境者の外出制限措置「居家検疫」期間を7日間へと、従来の14日間から短縮する、「ワクチンパスポート」の導入を検討していると明らかにした。当初は1日当たり100人を上限とし、早ければ5月中旬にも試験導入する予定だ。27日付中国時報などが報じた。
計画によると、居家検疫の期間を7日間に短縮する申請条件はほかに、▽入境時にPCR検査の陰性証明書を所持している▽入境時の抗体検査で十分な量の中和抗体が確認される▽居家検疫7日目のPCR検査で陰性となる──。
ワクチンの種類問わず
ワクチンのメーカーを問わず、ワクチンの有効性を基に判断する方向だ。
陳・部長は、使用する抗体検査キットや手順などの詳細については検討段階だと述べた。現在指揮センターは、衛福部食品薬物管理署(TFDA、食薬署)の緊急使用許可(EUA)を取得した抗体検査試薬や、検査機関の選定を進めているとみられる。
長庚大学の施信如・新興病毒感染研究中心主任によると、現行の抗体検査では結果が出るまでに3~5日かかるため、より速く、多く検査できる方法が必要だと指摘した。
接種者4万人余り
台湾では3月22日からワクチン接種を開始し、4月26日時点で4万2,672人が1回目の接種を完了した。うち、4月22日から始まった自費によるワクチン接種者は5,256人。
現在使用している英アストラゼネカ(AZ)製ワクチンは、8週間の間隔を空けて2回接種する必要がある。
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