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フィリップス、TSMC株の処分完了


ニュース 電子 作成日:2008年8月15日_記事番号:T00009579

フィリップス、TSMC株の処分完了

 
 オランダ家電大手のロイヤル・フィリップス・エレクトロニクスは14日、台湾積体電路製造(TSMC)に対する残りの持ち株を市場外の相対取引で機関投資家に売却した。15日付工商時報などが伝えた。
 
T000095791

 
 フィリップスは昨年3月にTSMCへの出資を段階的に引き上げる方針を明らかにしていた。最後に売却されたのは3億8,300万株余りで、譲渡価格は1株当たり57.2台湾元、総額217億8,800万元(約972億5,000万円)で、フィリップスは2億6,000万ユーロ(約422億7,000万円)の譲渡益を計上した。譲渡価格はTSMC株価の13日の終値(61.2元)に比べ6.5%のディスカウントとなる。譲渡先は台湾の国泰人寿保険、富邦人寿保険のほか、海外の大手機関投資家とされる。

 譲渡価格が大幅なディスカウントとなったことに関しては、長期投資を目的とする機関投資家が譲渡価格前後をTSMC株の当面の底値と判断したとの見方が出ている。