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聯想と彩晶、ビューソニック買収を検討か


ニュース 電子 作成日:2008年8月15日_記事番号:T00009581

聯想と彩晶、ビューソニック買収を検討か

 
 聯想集団(レノボ)と瀚宇彩晶(ハンスター)の液晶モニター大手ブランド2社が、米ビューソニックのモニターブランド買収を検討しているとの観測が出ている。ビューソニックのモニター部門は、昨年第3四半期より赤字が続いており、同社では売却を検討しているとされている。買収が実現すれば、世界のモニターブランド市場の再編を促すことになり、冠捷科技(TPVテクノロジー)や佳世達科技(Qisda)などの大手受託メーカーへも影響を及ぼすことが予想される。15日付経済日報が報じた。

 これに対しビューソニックの米国本社は14日、「そういったことはない」と否定するコメントを出した。彩晶の周定輝総経理も同日夜、「そんな話は聞いたことがない」と語った。

 業界関係者によると、ビューソニックは世界市場でも既に知名度のあるブランドとなっているが、同社が液晶テレビやプロジェクターなどの分野に参入するに従い、モニター部門の業績が悪化した。これを受けて聯想および彩晶傘下の瀚視奇(ハンス・ジー)が、自社製モニターの販売にプラス効果をもたらすとして買収に意欲を示しているという。ビューソニックの昨年の世界市場におけるモニターの販売台数は約800万台。