今年卒業し、入社したばかりの新入社員を対象にしたアンケート調査で、80%が「辞職を考えたことがある」と回答した。求人情報サイト、yes123求職網の調査結果として、18日付自由時報が報じた。
同調査によると、試用期間中に「退職を考えたことがある」のは平均2回という結果だが、13%の人は「毎日辞めたい思いでいっぱい」だという。
また、「試用期間を乗り切る自信がない」と考えている人は全体の32%で、「職場や仕事に慣れることができず、オフィスで泣いたことがある」と回答した人も34%に上った。
ストレスやプレッシャー、職場や仕事にまだ慣れていないことなどから、▽精神的に参っている、38%▽不眠、37%▽肩・首・背中の凝り、33%──などの症状が出ているという。
回答者のうち、「上司に叱られたことがある」のは80%で、「上司に毎日叱られる」という人も13%いた。叱られる理由には、▽仕事の成果が出せていない、35%▽仕事のやり方や優先順位が不適当、33%▽業務のやり忘れ、きちんとできていない、30%──などの回答が多いが、▽上司が怒りっぽい、14%▽なぜ怒られているのか分からない、14%──という声もあった。
不満としては、▽残業代が支払われない▽上司や先輩がやりたくない仕事が新人に回ってくる▽上司や先輩の個人的な頼みごとを受ける──などが挙っている。試用期間中に辞める理由は、▽仕事内容が考えていたものと異なる、45%▽仕事上のストレス・プレッシャーが大きい、34%▽いつも叱られる、33%──などだった。
調査は7~8月に行われ、回答件数は3,850件だった。