鄭文燦・桃園市長は30日、中華航空（チャイナエアライン）パイロットや防疫ホテルとして利用している「台北ノボテル桃園国際空港」従業員、その家族の新型コロナウイルス感染確認が続いていることを受け、大型イベントの人数規制など、第１段階の防疫レベルに引き上げると発表した。
桃園市政府は２日、中華航空の本社がある桃園市大園区の華航園区（ＣＡＬパーク）の消毒を実施した（２日＝中央社）
桃園市の第１段階の防疫レベルは、▽公共交通機関、医療機関、売り場、教育施設、展示施設や試合会場、宗教施設、娯楽場、大型イベント会場の屋内８種類の場所でのマスク着用、▽市政府の所属機関での「実聯制」（連絡先など最低限の個人情報を取得し、最大28日間保管）、検温、手のアルコール消毒の実施、▽５月末まで市政府の大型イベントの人数の総量規制（屋内イベントは１回当たり上限500人、屋外イベントは上限1,000人）、またはイベント規模の縮小や実施時期の延期、▽社会的距離（ソーシャルディスタンス）の確保、人の多い場所への出入り自粛──。
