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中石化、中国の石炭加工プラント計画延期


ニュース 石油・化学 作成日:2008年8月18日_記事番号:T00009593

中石化、中国の石炭加工プラント計画延期

 
 中国石油化学開発(CPDC)は、石油化学業界の市況低迷や投資環境の変化を理由に中国河北省膠州湾での石炭加工プラント建設計画を延期することを決めた。17日付経済日報が伝えた。

 同社は台湾企業で唯一中国での石炭加工事業の認可を取得し、45億人民元(約722億円)を投資してプラント建設を計画。昨年初めに台湾経済部投資審議委員会に申請を行い、今年3月に台湾側の認可も下りていた。

 同社幹部は「世界の景気変化が速すぎ、特に中国では過去1年で投資環境が大きく変化した。短期的に着工は急がず、状況を見極めて判断する」と述べた。

 同プラントでは当初、石炭を利用して一酸化炭素、水素などを生産。その後、エチレンを原料とするカプロラクタムを年産10万~15万トン規模で生産する計画だった。同社の略称は「中石化」だが、中国企業の中国石油化学工業集団とは別会社。