ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム 会社概要 採用情報 お問い合わせ

コンサルティング リサーチ セミナー 在台日本人にPR 経済ニュース 労務顧問会員

《新型肺炎》台北ノボテルに罰金15万元、防疫ホテル範囲外で居家検疫/台湾


ニュース 社会 作成日:2021年5月7日_記事番号:T00095971

《新型肺炎》台北ノボテルに罰金15万元、防疫ホテル範囲外で居家検疫/台湾

 交通部観光局は6日、防疫ホテル「台北ノボテル桃園国際空港」に対し、防疫ホテルの範囲として登録していなかった1館で、海外から入境後の外出制限「居家検疫」措置を取る中華航空(チャイナエアライン)の乗組員を受け入れ、乗組員やホテルの従業員、家族の新型コロナウイルス感染拡大を招き、公共の防疫・衛生に悪影響を与えたとして、発展観光条例違反で罰金15万台湾元(約60万円)を科すと発表した。中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は7日、桃園市政府は台北ノボテルに罰金3,000~1万5,000元、交通部民用航空局(民航局)は中華航空に罰金100万元を科すことになると発表した。7日付自由時報が報じた。

 台北ノボテルは1館と2館のうち、2館のみを防疫ホテルとして登録していた。一方、一般の宿泊客向けとしていた1館の一部でも、居家検疫中の乗組員を受け入れていた。

 鄭文燦・桃園市長は、1館の7階と8階を中華航空の宿舎に充てて、一般の宿泊者に告知せず、ツアー旅行客70人も受け入れたと指摘した。

台北市、一般客受け入れ禁止

 台北市政府は同日、防疫ホテルでフロアを分けて、一般客を受け入れることを禁止すると決定した。

 現在、台北市内のホテル6軒がフロアを分けて一般客を受け入れている。台北市観光伝播局の劉奕霆・局長によると、▽Sホテル(松山区)、▽台北北投雅楽軒酒店(アロフト台北北投、北投区)、▽美麗信花園酒店(ミラマーガーデン台北、中山区)──は、全館を防疫ホテルとすることに同意した。▽台北松山意舎酒店(アンバ台北松山、南港区)、▽王朝大酒店(サンワールド・ダイナスティーホテル台北、松山区)、▽台北大直英迪格酒店(ホテルインディゴ台北ノース、中山区)──とは協議中だ。

 侯友宜・新北市長は7日、新北市の防疫ホテル11軒を検査済みで、動線が厳格に分けられていると表明した。