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国瑞汽車、上半期業績で初の損失


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2008年8月18日_記事番号:T00009598

国瑞汽車、上半期業績で初の損失


 トヨタ自動車が60%近くを出資する国瑞汽車は上半期、1889年にトヨタ車の量産を開始して以来、初めて損失を計上した。損失額は1億台湾元(約3億5,000万円)を超える。鋼鉄や銅、プラスチック、ゴム、アルミインゴットなどの原材料が今年に入ってから10%以上値上がりしていること、および自動車市場の急激な冷え込みが原因だ。17日付工商時報が伝えた。

 同社は2005年に70億元の利益を上げた。06年には桃園県観音郷の新工場が稼働を開始し、中レキ(レキはつちへんに歴)工場と合わせた年生産能力は16万台となった。しかし、今年の出荷台数の見通しはわずか8万~8万3,000台だ。今年は1.5%の昇給を決めたものの、契約社員の契約更新やインターンの受け入れは中止する方針だ。

 台湾自動車市場の販売台数は2005年の51万4,000台をピークに3年連続で減少しており、関係者からは今年の販売台数は22万~23万台まで落ち込むという予測が出ている。