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作成日:2008年8月18日_記事番号:T00009605
中小型パネルQ3出荷、8〜10%増加へ
市場調査会社のディスプレイリサーチによると、世界のパネルメーカーの第2四半期の中小型パネルの出荷枚数は前期比0.4%増の約6億7,700万枚、出荷総額は前期比5%増の62億6,800万米ドルだった。第3四半期はハイシーズンの到来で、出荷枚数は前期比で8~10%増加すると見込まれる。17日付工商時報が報じた。
第2四半期に出荷総額の伸びが出荷枚数の伸びを大きく上回ったのは、出荷された小型パネルのサイズが大きくなったことと、低価格パソコン用などの中型パネルの出荷が増加したことが挙げられる。出荷枚数の上位3社は、▽勝華科技(ウィンテク)▽シャープ▽サムスンSDI──で、全体の31.3%を占めた。出荷額の上位3社は、▽シャープ▽東芝松下ディスプレイテクノロジー(TMD)▽友達光電(AUO)──で、全体の33.5%となった。
第2四半期に出荷された中小型パネルは、携帯電話向けが全体の53%で最も多い。成長率が最も高いのは低価格パソコン用と、PND(パーソナル・ナビゲーション・デバイス、簡易型カーナビ)だ。低価格パソコン用の出荷枚数は昨年はわずか10数万枚だったが、今第3四半期は110万枚に達すると予想される。PND用は昨年比2倍増のペースで、今期の出荷は1,250万枚が見込める。