ニュース 電子 作成日:2008年8月18日_記事番号:T00009608
チップセット大手の威盛電子(VIAテクノロジーズ)子会社、威睿電通(VIAテレコム)が、ノキアが中国で販売するCDMA(符号分割多重接続)携帯電話用チップセットで同社のサプライチェーン加入に成功したもようだ。18日付工商時報が報じた。
威睿は昨年、中国の携帯電話EMS(電子機器受託生産サービス)、比亜迪電子(BYDエレクトロニクス)と提携し、ノキアの低価格CDMA携帯の受託生産獲得を目指していた。比亜迪が今年からノキア向けの出荷を開始したことから、威睿のチップセットが採用されたとみられている。事実とすれば、域内メーカーで初めてのノキア向けチップセット供給となる。
威盛は2002年、米LSIロジックのCDMA携帯チップ設計部門を買収したことで新たに威睿を設立した。現在、世界で威睿と米クアルコムの2社のみが、CDMA携帯チップセットを手掛けている。威睿は低価格路線を狙い、LG電子や威盛傘下の多普達国際(ドゥーポッド・インターナショナル)、中国メーカーなどからの受注を獲得した。また多普達の携帯電話は中国で人気となっており、同市場での販売台数は今年、昨年の70万台から210万台まで拡大すると業界関係者は予測している。
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