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中元節、移動舞台で過激な演出


ニュース 社会 作成日:2008年8月19日_記事番号:T00009615

中元節、移動舞台で過激な演出


 毎年旧暦7月15日は先祖を祭る中元節。この日は台湾各地で、霊を慰め成仏させるため「普渡」という祭りが催される。その中で、華やかなイルミネーションを施した「電子花車」と呼ばれる移動式舞台で行われるセクシーな女性ポールダンサーらによるショーが、近年ますます過激化して問題 になっている。

 新竹県芎林郷の広福宮では今年、祭りの目玉である「神猪」(豚の丸焼き)コンテストの入賞者が、現地のイベント会社に依頼して電子花車2台を用意した。1,000人以上の観衆が集まり、イベントは大いに盛り上がっていた。 

 卑猥(ひわい)な演出は夜8時45分ごろ、司会者が観客の男性を舞台に上げたところから始まった。2台の舞台上では競うように、観客男性と女性ダンサーが過激なからみを繰り広げた。子連れの観客は子供の手を引いてそそくさと会場を後にするほかなかったという。司会者が 観衆から2人目の共演希望者を募ろうとしたとき、広福宮の管理委員が止めに入り、やっと事態は収拾した。

 神猪を見ようと子連れで訪れた王さんは、舞台上で繰り広げられた見世物を、「まるでアダルトビデオだ。法も神もあったもんじゃない。」と非難する。

 普渡の電子花車ショーは、これまでも各地で全裸になった女性ダンサーなどがたびたび検挙されている。警察は公序良俗を乱した疑いでダンサーらの身元を調べており、罪となれば2年以下の懲役か1万元(約3万5,000円)以下の罰金が科される可能性がある。