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《新型肺炎》新北市、仮設病院の設置検討/台湾


ニュース 医薬 作成日:2021年5月18日_記事番号:T00096167

《新型肺炎》新北市、仮設病院の設置検討/台湾

 侯友宜・新北市長は17日、新型コロナウイルス市中感染の拡大を受け、仮設病院の設置を検討していると明らかにした。18日付聯合報が報じた。

 侯・市長は、感染者が今後さらに増えた場合に備え、新北市政府衛生局、工務局が民間団体などと仮設病院の設置について協議を進めており、既に設置先として数カ所を検討していると説明した。ただ、実際に設置するかは医療のキャパシティー(収容能力)次第で、中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)とともに進めると表明した。

集中検疫所で受け入れ

 一方、指揮センター指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は、新北市政府から16日時点で感染者を受け入れる場所が足りなくなったとして支援を求められたが、現時点では仮設病院の設置は検討しておらず、集中検疫所での受け入れが重点対策と表明した。

 陳・部長は、集中検疫所は軽症または無症状の感染者を受け入れているが、病院ではないとして入りたがらない市民がいるのは事実と指摘。ただ、集中検疫所は1人1部屋で隔離しているため、同居人のいる自宅や院内感染を引き起こす恐れがある病院より隔離場所として望ましく、医療体制も充実していると説明した。