ニュース
政治
作成日:2008年8月19日_記事番号:T00009618
陳前総統の長女が激高、「民進党の清廉は偽物」
陳水扁前総統の長女・陳幸妤さんは18日午前、勤務先の歯科診療所へ向かう途中でメディアに対し激高し、「選挙立候補者で父から金を受け取った人たちは、彼らは選挙活動費を申告する際『陳水扁からの寄付』と正しく記入したか?蘇貞長は金を受け取らなかったか?謝長廷は?陳菊(高雄市長)は?」などと民進党有力者を名指し、「選挙にお金は必要ないのか?台湾独立に資金は必要ないのか」と疑問を呈した上で、「彼らの清廉な態度は偽物」と厳しく批判した。19日付中国時報が報じた。
陳幸妤氏は最初、「父からは何も言うなと言われている」とメディアからの質問に答えを避けていた。しかししつこく食い下がる記者に追いかけられ転倒し、我慢ができなくなったようだ。彼女は「これは政治的な陰謀。彼らは私たち一家を抹殺しようとしている。事情をはっきりさせた後死んで潔白を証明する」と興奮して心情を吐露した。
さらに「国民党は陳水扁を陰謀でつぶすつもりだ。馬英九の支持率は下がっているが、陳水扁さえ死ねば敵がいなくなるから」と怒りの矛先は国民党や馬英九総統にも向かい、診療所に入った後泣き崩れた。しばらくして夫の趙建銘氏が迎えに現れ、彼女とともに診療所を離れた。