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宏都建設の阿里山開発、環境アセス審査で差し戻し


ニュース 建設 作成日:2008年8月19日_記事番号:T00009635

宏都建設の阿里山開発、環境アセス審査で差し戻し

 
 宏都建設が阿里山森林鉄道・沼平駅周辺などで計画しているBOT(建設・運営・譲渡)方式による観光ホテル開発について18日、環境保護署(環保署)プロジェクトチームによる環境評価の一次審査が行われたが、差し戻しの判断が下された。環保署綜計処の劉宗勇副処長は、「同案は環境評価委員会で開発の取り止めが提案されており、環境評価大会で再検討した後、決定することになる」と語った。ただ、「業者は代替案を提出することができる」としている。19日付経済日報が報じた。

 プロジェクトチームの同日の審査会議において環境評価委員会からは、当地の地質上の安全、森林保育、河川の水源が少ないこと、排水汚染の恐れなどを考慮して、同開発案は進めるべきではないとの意見が出された。

 審査の結果を受けて宏都建設の滕新富総経理は、「プロジェクトチームの結論に基づいて、速やかに代案を提出し審査を継続させる」と表明し、「早く同BOT案を実行に移し、阿里山森林遊楽区の観光価値を向上させたい」と計画をあきらめない考えを示した。