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HTC董事長、「携帯電話シェア世界5位以内に」


ニュース 電子 作成日:2008年8月19日_記事番号:T00009641

HTC董事長、「携帯電話シェア世界5位以内に」

 
 宏達国際電子(HTC)の周永明董事長は先週末、中国でメディアのインタビューに答え、「当社の目標はHTCブランドで携帯電話市場の世界シェア3~5位に入ること」と発言した。現在のモトローラ、LG電子、ソニー・エリクソンの地位を狙うことになるが、周董事長は明確なタイムテーブルは示さなかった。19日付工商時報が報じた。
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 昨年の携帯電話の世界シェア3位、モトローラの年間販売台数は1億3,000万台、5位のソニー・エリクソンは同1億300万台だった。一方のHTCは今年、年間出荷台数予測は約1,500万台にとどまっており、目標達成にはまだ時間がかかるとみられる。

 HTCはウインドウズOS(基本ソフト)搭載機種の中では最大手だが、世界のスマートフォン/PDA市場におけるウインドウズOSのシェアは15%に満たず、携帯市場全体ではさらにシェアは低くなる。今後は10月にHTCが発売するとみられる、グーグルの携帯向け新プラットフォーム「アンドロイド」搭載携帯電話がウインドウズOS機種を上回る人気を獲得できるか、さらにノキアやソニー・エリクソンの採用する「シンビアン」搭載機種の販売動向などが同社の成長の鍵となる。