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作成日:2008年8月19日_記事番号:T00009642
ノート用電池モジュール、Q4価格1%下落へ
オファー価格が2年連続で上昇しているノートパソコン(ノートPC)用バッテリーモジュールが第4四半期、下落に転じるもようだ。第3四半期に入り、原料となるバッテリーセルの供給不足問題は既に解消しており、第4四半期は供給量が需要を上回るとみられる。証券会社では、第4四半期はハイシーズンだが、ノートPC用電池モジュールのオファー価格は約1%の下落となり、来年第1四半期はさらに下落幅が拡大するとの見方だ。19日付工商時報が報じた。
今年はバッテリーセル大手、韓国LG化学で工場火災が発生したことにより、もともと不足していたノートPC用電池モジュールの供給不足は深刻な状態に陥った。このため新普科技(シンプロ・テクノロジー)、順達科技(ダイナパック)、加百裕工業(セルクスパート・エナジー)などの域内電池モジュールメーカーは今年、第1、第2四半期と連続で5~10%のオファー価格の引き上げを行い、上半期業績は非常な好成績となった。
しかし第2四半期は昨年火災の発生した松下電池工業、第3四半期はLGと相次いでバッテリーセルの生産能力が回復した。さらに三洋電機とサムスンSDIの新たな生産能力も加わり、第4四半期はハイシーズンの需要を上回る供給量が予測されている。