ニュース 医薬 作成日:2021年5月31日_記事番号:T00096420
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は30日、台湾のワクチンメーカーの高端疫苗生物製剤(メディゲン・ワクチン・バイオロジクス)、聯亜生技開発(UBIアジア)の2社とそれぞれ新型コロナウイルス感染症ワクチン500万回分の調達に関する契約を結んだと説明した。31日付自由時報が伝えた。
荘人祥・報道官は「非盲検臨床試験の成功が契約発効の条件となる」と説明した。
メディゲンも同日、衛生福利部(衛福部)疾病管制署(疾管署)とワクチン500万回分の生産に向けた契約を交わしたと発表した。ただ、政府の要求で詳細は公表できないとした。
台湾政府は8月をめどに台湾製ワクチンの供給を目指しているが、第2相臨床試験を終えた段階で緊急使用許可(EUA)を出すことには一部に懸念も示されている。
それについて、指揮センター指揮官の陳時中・衛福部長は「国際的な大手ワクチンメーカーも第3相臨床試験を完了せずにEUAを取得している。国産ワクチンはこれまでの臨床試験で安全性が認められており、有効性の検証方法も科学的に認められている」と述べ、安心を呼び掛けた。
一方、日本政府が英アストラゼネカ(AZ)製ワクチンを台湾に提供する方向で検討していることについて、中国外交部の趙立堅・副報道局長は「台湾が中国のワクチンを取得するルートはスムーズだ。ワクチンによる独立の企ては成功しない」と非難した。
【セミナー情報です】
ミドルマネージャーは戦術を策定し、指揮するキーマン!
日系企業の台湾人向け管理者研修。6月24日開講。
検索は「6月、台湾人管理者研修」。
【セミナー情報の詳細はこちら】
https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/92134.html
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722