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ファウンドリー利用率低下、8インチ受託価格3〜5%下落へ


ニュース 電子 作成日:2008年8月19日_記事番号:T00009646

ファウンドリー利用率低下、8インチ受託価格3〜5%下落へ

 
 ファウンドリー大手各社は、0.13マイクロメートル製造プロセス以上の製品を製造する8インチウエハー工場の生産能力利用率が70~90%まで低下している。これを受け、第4四半期の8インチでの受託生産の平均価格は3~5%下落する見通しだ。19日付工商時報が報じた。

 第3四半期は、MP3プレーヤー、デジタルカメラなどのコンシューマ向け製品の需要が予想ほど伸びていない。このため、IC設計の聯発科技(メディアテック)、瑞昱半導体(リアルテック・セミコンダクター)やIDM(垂直統合型の半導体メーカー)の米テキサス・インスツルメンツ(TI)などが在庫量低減のため発注量を減らしている。このことが、生産能力利用率の低下につながっている。

 0.13マイクロ製造プロセス製品の8インチラインの、各社の生産能力利用率は、▽台湾積体電路製造(TSMC)、90%▽世界先進積体電路(VISC)、80%▽聯華電子(UMC)、70%──まで落ち込んでいる。

 一方、12インチウエハーの生産能力利用率は90%以上を維持しており、価格が下落するおそれはないもようだ。