ニュース 商業・サービス 作成日:2021年6月8日_記事番号:T00096574
新型コロナウイルス感染症の防疫レベル第3段階(レベル3)が28日まで延長され、5月26日に始まった全県市の飲食店の店内飲食禁止が1カ月続くこととなった。経済部は7日、商業・サービス業向けの新型コロナウイルス打撃緩和策に基づく補助金申請受付を開始したものの、飲食業界は、焼け石に水で、追加支援がなければ1カ月ももたないと悲鳴を上げた。8日付工商時報などが報じた。
ビュッフェ最大手で「饗食天堂」などを展開する饗賓餐旅事業の陳毅航・総経理は、飲食店は資本金を切り崩している状態で、資金に余裕のない業者は、6月末までに営業終了に追い込まれると指摘した。
新型コロナの市中感染が拡大した5月中旬以降、昨年を乗り切った有名店の営業終了、休業が相次いでいる。新北市板橋区のカキ入り麺線(めんせん)の有名店「油庫口蚵仔麺線」は6日に漢生店の営業を終了した。台中市の火鍋チェーン店は、新店舗をオープン5日目にして休業した。
「テイクアウトでは不足」
饗賓餐旅事業は、1カ月の平均売上高は約4億台湾元(約15億8,000万円)だが、5月15日以降はわずか5,000万元だった。5月は通常の4割、6月は2割にも届かない見通しだ。陳・総経理はテイクアウトやデリバリー、インターネット通信販売だけでは厳しいと、ため息を漏らした。
焼き肉チェーン「胡同焼肉」などを展開する橘焱国際事業の呉念忠・董事長は、5月上旬に労働節(メーデー、5月1日)連休や母の日(今年は5月9日)があったのに、5月売上高は例年5月の40〜45%だったと説明した。6月はわずか2割まで減少し、政府の新型コロナ打撃緩和策の補助金申請が必須と語った。
新型コロナ打撃緩和策第4弾のうち、商業・サービス業や個人事業者向けなどの補助金オンライン申請が7日、始まった。1時間待ちの表示が出るなど申し込みが殺到した。
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