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台玻の太陽電池用ガラス基板、「1年以内に出荷」


ニュース その他製造 作成日:2008年8月20日_記事番号:T00009663

台玻の太陽電池用ガラス基板、「1年以内に出荷」


 台湾最大のガラスメーカー、台湾玻璃工業(台湾ガラス、台玻)の林伯実執行董事は19日、「当社が研究・開発を進める薄膜太陽電池用ガラス基板は、既に技術的に大きな進展を見ており、1年以内に正式に出荷できる」という見通しを示した。風力発電設備へのガラス繊維製品の供給に続き、同社は省エネ市場での商機拡大を狙う。20日付経済日報が報じた。

 林執行董事は、同社の製品は平板ガラス、フロートガラス、ガラスクロスが主だが、フロートガラス市場は既に十分成熟していることから、同社の付加価値向上のため薄膜太陽電池用ガラス基板での積極展開を進めているとしている。

 薄膜太陽電池は単結晶および多結晶シリコン型に比べ変換効率の面では劣るが、コスト面での優勢から、市場での発展の可能性は両者を大きく上回るとされる。

 また域内で積極的に推進されている風力発電に関しても、台玻は既にガラス繊維製品の出荷を開始している。風力発電機の羽はガラスクロスで作られており、発電機1基につき羽は3枚で、計48トンのガラス繊維が必要となるという。