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《新型肺炎》《ワイズ横丁》新型コロナ重症下で出産の女性、回復してわが子と初対面/台湾


ニュース 社会 作成日:2021年6月17日_記事番号:T00096743

《新型肺炎》《ワイズ横丁》新型コロナ重症下で出産の女性、回復してわが子と初対面/台湾

 新型コロナウイルスに感染し、重症化していた今月1日に出産した女性(38)がこのほど、健康を取り戻してわが子との初対面を果たした。また誕生日に当たる16日、病院関係者による「ハッピーバースデー」の歌声が響く中で無事退院した。

/date/2021/06/17/18mother_2.jpg女性(中)は会見で、医療関係者への感謝の言葉を繰り返した(16日=中央社)

 新北市在住の女性は、妊娠34週目となり、出産を間近に迎えた5月、夫を含む複数の家族とともに新型コロナ感染が確認され、南投県の集中検疫所で隔離措置を受けることとなった。

 女性は5月31日、突然呼吸不全に陥り、台中市の中山医学大学附設医院に搬送され、翌日、緊急帝王切開で出産した。陰圧室で行われた手術は、新生児や医療関係者への感染リスクを減らすため、執刀医と助手1人だけで行われ、麻酔から出産までわずか26分で終了した。

 新生児に対し3度の新型コロナ検査が行われたが、幸い、いずれも陰性だった。

 新生児は予定より4週間早く生まれたことから、呼吸障害や血中酸素不足などの症状が見られたものの、細心の看護を受けて現在は回復。体重は出生時の2,600グラムから2,900グラムまで増加した。

 一方、女性は術後、麻酔から覚めるとまず医師に「赤ちゃんの写真を見せてほしい」と頼むなど、人工呼吸器を使用するほど厳しい症状が続く中でもわが子のことを強く気にかけていた。そんな女性の不安を和らげようと、看護師たちはことあるごとに赤ちゃんの写真を撮り、病室のディスプレイに映し出して励ました。

 医療関係者の努力や励まし、女性の生きようとする強い気持ちが実って、病状は徐々に快方へと向かっていった。そして15日、女性は検査で陰性が確認され、わが子との初対面を果たした。

 女性は16日の会見で、長い間人工呼吸器につながれていたことから来るかすれ声で、今回の出産には誰も家族に付き添ってもらえず孤独だったが、医療関係者の思いやりと愛で、勇気を持って立ち向かうことができたと、感謝を述べた。

 中山医学大学附設医院の蔡明哲・総院長は、「母は強し」と女性を称えた上で、女性が強い意志で健康を取り戻したことが、新型コロナ感染に苦しむ人々に勇気を与えると語った。

 

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