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《新型肺炎》モデルナ製ワクチン24万回分、きょう台湾到着(トップニュース)/台湾


ニュース 医薬 作成日:2021年6月18日_記事番号:T00096751

《新型肺炎》モデルナ製ワクチン24万回分、きょう台湾到着(トップニュース)/台湾

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は18日、モデルナの新型コロナウイルス感染症ワクチン24万回分が18日午後3時50分に桃園国際空港に到着すると発表した。モデルナと2月8日に契約した505万回分の一部だ。18日付自由時報や聯合報によると、続いて20日に41万回分が到着するほか、米国が台湾に提供する予定のワクチン75万回分もモデルナ製で、今月末までに到着する見通しだ。これら全てが実現すれば、今後2週間で計140万回分のモデルナのワクチンが台湾に到着することになる。

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 モデルナのワクチン24万回分を載せた航空機はルクセンブルクを現地時間17日午後6時に出発した。

 モデルナのワクチンは5月28日に15万回分が、ルクセンブルクから中華航空(チャイナエアライン)機で台湾に到着した。今月9日から接種を開始し、16日までに4万4,589人が接種した。

米国が追加提供か、半導体を懸念

 米国が6月6日に台湾への提供を表明したワクチン75万回分は、ワクチン共同購入の国際的な枠組み「COVAX(コバックス)ファシリティー」を通じ、今月末までに台湾に届く見通しだ。

 ロイターの報道によると、米国務省のジョナサン・フリッツ次官補代理(中国・モンゴル・台湾担当)は17日の議会上院の公聴会で、「極めて近い将来に」台湾に届けられるよう、台湾当局と協力していると明らかにした。フリッツ次官補代理は具体的な日程は明らかにしなかったものの、「数週間以内か」という質問に対し、「もっと早い可能性がある」と述べた。

 蘋果日報によると、フリッツ次官補代理は、米国が台湾へのワクチンの追加提供を希望していると述べたもようだ。具体的な提供量は明言しなかったものの、米国は台湾の需要を引き続き考慮する見通しで、新型コロナ感染拡大を抑制できなかった場合に、半導体など重要産業に影響することを懸念しているようだ。

ワクチン生産委託も

 蘋果日報によると、フリッツ次官補代理は、米国が台湾にワクチンの生産を委託する計画について検討していると述べたようだ。

 フリッツ次官補代理は、バイデン大統領が盟友をパートナーとし、米国が世界の「ワクチン倉庫」になると語っており、台湾は生産を受託できる能力があると説明した上で、「台湾やその他の国・地域とどのように協力できるか交渉中で、世界中がワクチンを接種できるようにし、新型コロナの流行を収束させる」と語った。

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