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業務量や労働時間が半減、労働者の33%(トップニュース)/台湾


ニュース その他分野 作成日:2021年6月22日_記事番号:T00096808

業務量や労働時間が半減、労働者の33%(トップニュース)/台湾

 国泰金融控股(キャセイ・フィナンシャル・ホールディングス)が6月1~7日に傘下企業の会員や顧客向けに実施したアンケート調査で、新型コロナウイルスの市中感染拡大を受け、33.7%が「仕事に大きな影響が出ており、業務量や労働時間が半減した」と回答した。3人に1人が仕事面で大きな打撃を受けているようだ。22日付経済日報などが報じた。

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 調査で、44.4%は「影響は大きくない」と回答した。うち23.8%は「勤務形態は変わらない」、20.6%は「テレワーク(リモートワーク、在宅勤務)に切り替えた」と回答した。

 このほか、11.9%は「業務量や労働時間が増えた」と回答した。うち、8%は「勤務形態は変わらない」、3.9%は「テレワークに切り替えた」と回答した。

 残り10%は「全く影響がない」と回答した。

日用品の買い物最多

 コロナ禍の買い物は、「スーパーマーケットや量販店などの日用品」が59.2%で最多、「デリバリーサービス」は17.6%だった。「パソコンやビデオ会議用設備」は11%、「娯楽家電やオンラインゲーム・ドラマ」は7.2%、「医療保険の追加」5%だった。

 調査は、19日より全県市の新型コロナ防疫レベルが第3段階(レベル3)に引き上げられたのに伴い、電子メールでアンケートを実施した。対象は、国泰人寿保険(キャセイ・ライフ・インシュアランス)の会員や、国泰世華商業銀行(キャセイ・ユナイテッド・バンク)の顧客で、有効回答は2万3,880人。

景気現況楽観指数、急落

 国泰金融控股が同日発表した6月の国民経済信心調査(庶民指標)によると、過去半年間と現在を比べた景気現況楽観指数はマイナス51.5 ポイントと過去13カ月で最低となり、前月の40ポイントから91.5ポイント下落と、2010年の調査開始以来で最大の下落幅だった。今後半年の景気見通しを示す景気展望楽観指数はマイナス20.3ポイントで、前月の23.5ポイントから43.8ポイント下落した。

 就業現況楽観視数はマイナス70.5と、前月のマイナス0.8ポイントから急落した。就業展望楽観指数はマイナス41.5と、前月の4.6ポイントから急落した。

 高額消費意欲指数はマイナス22ポイントで、前月の13.8ポイントから急落した。

 一方、回答者の2021年域内総生産(GDP)成長率予測は平均3.87%で、前月比0.08ポイント低下にとどまった。回答者の68.7%は3%以上を予測し、52%は4%以上を予測した。

 

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