ニュース 社会 作成日:2021年6月28日_記事番号:T00096907
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は27日までに、屏東県枋山郷で発生した新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)12人のうち、8人から変異株のデルタ株を確認し、12人全員が同一ウイルスの可能性があると判断した。輸入症例が2人、域内感染が10人。デルタ株の域内感染は台湾初。世界で猛威を振るうインド由来のデルタ株は感染力が強いとされ、生活圏が重なる高雄市や、感染者が訪れていた台南市も警戒を強めている。28日付自由時報などが報じた。
枋山郷で新型コロナワクチン接種を進めるため、屏東県政府はワクチン1,200回分の追加供給を受けた。楓港村、善余村に戸籍があるのは計2,000人(27日=中央社)
6月6日にペルーから帰台し、枋山郷の実家で外出制限「居家検疫」を実施していた祖母(50代女性、第1万3,332例)と孫(10歳未満の男児、第1万3,333例)が感染源とみられている。14日に感染が確認された。屏東県衛生局によると、家の入り口にごみを置いた際に、近所に住む親戚(第1万4,407例)と会釈であいさつしたという。
デルタ株が確認された域内感染の6人は、▽近所に住む親戚(第1万4,407例)、親戚の孫(第1万4,408例)、親戚の同居人(第1万4,409例)、▽親戚の同居人(第1万4,409例)が18日に乗車したいわゆる白タクの運転手(第1万4,298例)、▽白タク運転手とそれぞれ20日、21日に飲食を共にした友人2人(第1万4,412例、第1万4,410例)──。
このほか、▽白タク運転手と20日に飲食を共にした友人(第1万4,413例)、▽白タクの運転手の同居の家族ら3人(第1万4,594例、第1万4,595例、第1万4,596例)──の4人も新型コロナ感染が確認されている。
外出制限「居家隔離」の対象の接触者178人は、いずれも検査で陰性だった。接触者は高雄市の集中検疫所に移送された。
屏東県政府が設置した検査所では、これまでに1,500人が検査を受け、全員が陰性だった。屏東県政府は27日から、PCR検査が陰性だった枋山郷の楓港村、善余村の18歳以上に対し、ワクチンを接種している。
楓港村と善余村のスーパーマーケットやコンビニエンスストア、伝統市場、飲食店などは3日間閉鎖している。
検査・消毒を強化
台南市政府衛生局の許以霖・局長によると、親戚の同居人(第1万4,409例)と白タク運転手(第1万4,298例)は6月11日と18日に台南市佳里区を参拝に訪れており、接触の可能性がある市民に検査を行い、消毒を行った。
陳其邁・高雄市長は26日、6月6日以降に屏東県枋山郷に立ち寄った市民に対し、迅速検査を行うと発表した。
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