ニュース 商業・サービス 作成日:2021年6月29日_記事番号:T00096930
観光ホテルチェーン大手、老爺酒店集団(ホテルロイヤルグループ)傘下で、宜蘭県の国立伝統芸術センター内にあるホテル、宜蘭伝芸老爺行旅(ザ・プレイス宜蘭)は28日、宿泊、飲食サービスの提供を8月22日で終了し、31日で営業を終了すると発表した。5月中旬から新型コロナウイルスの域内感染拡大が深刻化し、今後の業績回復の見通しが立たないため、賃貸契約を更新しないことを決めたと説明した。ホテル業界関係者は、防疫レベル第3段階(レベル3)の期限が何度も延長されており、このままでは多くのホテルが立ち行かなくなると懸念を示した。29日付経済日報などが報じた。
ザ・プレイス宜蘭は2017年、ホテルロイヤルグループが、国立伝統芸術センターを運営する全聯福利中心(PXマート)傘下の全聯善美的文化芸術基金会から借り受け、開業した。客室数は106室で、一般の客室が80室、ドミトリールームが26室。
交通部が昨年7月から実施した域内旅行補助キャンペーン「安心旅遊」で域内旅行市場が好調だった時期は、ザ・プレイス宜蘭は、平日の客室稼働率が50%、休日が80%に達していた。今年5月までは、休日の客室稼働率が90%を超えていた。5月中旬から新型コロナの域内感染拡大で、域内旅行市場が急速に冷え込み、回復の見通しが立たなくなった。
ホテルロイヤルグループは、8月22日以降の宿泊予約者に連絡し、宿泊料金を返金すると表明した。グループ共通の宿泊券や食事券は、台湾にあるホテル10軒で引き続き使用できると説明した。
ホテルの従業員については、グループの他のホテルへの異動や転職を支援すると説明した。
全聯、後任企業と交渉中
全聯側は、ザ・プレイス宜蘭の営業終了は非常に遺憾と表明した。宿泊・飲食業者と交渉中で、提携先が決定し、詳細が決まり次第、発表すると説明した。また、ザ・プレイス宜蘭の従業員が引き続き働けるよう、協力するとした。
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