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味全がブランド権買い戻し、中国市場を強化


ニュース 食品 作成日:2008年8月21日_記事番号:T00009696

味全がブランド権買い戻し、中国市場を強化

 
 頂新集団の味全食品は、同集団傘下で、中国でインスタントラーメンと飲料事業を展開する康師傅から、冷蔵飲料の設備とブランドライセンスを買い戻して、自社ブランド製品の市場拡大を図る。取得額は10億台湾元(約35億円)の見通し。中国市場に商機を好感しての判断で、9月の董事会で最終決定を下す。21日付蘋果日報などが報じた。

 中国市場ではこれまでは康師傅が、華東エリアを中心にファミリーマートを通じ、味全のコーヒー飲料「貝納頌咖啡」やジュース「毎日C果汁」などを販売していた。味全によると、最も売れている「毎日C果汁」の販売エリアを華中や華南などまで拡大したり、プリンやヨーグルトなどを市場に投入することも検討している。

 味全の見積もりによると、同社の中国事業は冷蔵飲料を除くと、年間売上高が4億人民元(約64億円)だが、冷蔵飲料を合わせると8億人民元となる。

 味全は20日の董事会で、粉ミルク事業の北京味全食品の株式30%を3,315万台湾元で買い戻すことを決議した。