ニュース 医薬 作成日:2021年7月6日_記事番号:T00097053
茂木敏充外相は6日午前の記者会見で、8日にアストラゼネカ(AZ)の新型コロナウイルス感染症ワクチン113万回分を台湾へ空輸すると発表した。6月4日到着の124万回分と合わせ、日本からのワクチン供与は合計237万回分となる。中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は6日、あす7日に台湾が調達したアストラゼネカのワクチン62万回分も到着する予定で、ワクチン接種対象に中年、壮年を追加する時期を早めたいと述べた。中央社電などが報じた。
茂木外相。6月25日の記者会見では、台湾には7月中旬前に、約100万回分の追加供与を行う予定と発言していた(6日=中央社)
茂木外相は、東日本大震災の際に台湾からいち早く義援金などの心温まる支援があったことに言及し、現在、台湾の方々が困難に直面する中、日本からのワクチンの供与が台湾における新型コロナの感染拡大の防止に寄与することを期待していると述べた。
蔡英文・総統は6日、日本からのワクチン追加供与に謝意を表明し、この友情のワクチンで感染リスクを低減すると表明した。
蔡総統は、日本からのワクチン追加供与は、新型コロナ感染対策の力になると感謝した(蔡総統LINEより)
ワクチン予約システム
中央流行疫情指揮センターは6日午前、新型コロナワクチン接種予約システム(https://1922.gov.tw/)を発表した。公費接種が▽優先順位第9位、19~64歳の疾病・難病患者、重大疾病者、▽第10位、50~64歳の成人──まで進んでいる金門、馬祖、澎湖など離島で6日より、先行して試験運用を開始する。
予約システムに、▽身分証番号または居留証番号、▽全民健康保険カード(健保カード)、▽携帯電話番号──を用いて、ワクチン接種意欲があることを登録すると、ワクチンの供給量が十分あり、年齢など公費接種の条件を満たせば、ショートメッセージが届き、ワクチン接種の日時と場所を予約する。ワクチン接種日時と場所の予約は、衛生福利部(衛福部)中央健康保険署のアプリ「全民健保行動快易通」や、コンビニエンスストア、薬局などでもできる。
予約システムを開発したデジタル政策担当の唐鳳(オードリー・タン)行政院政務委員は、全県市で予約システム運用を開始するのは、公費接種の対象に第9位、第10位が追加された時に決定すると説明した。
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