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大衆電信が財務危機か、100万ユーザーに通信不能の懸念


ニュース 電子 作成日:2008年8月21日_記事番号:T00009706

大衆電信が財務危機か、100万ユーザーに通信不能の懸念

 
 約100万件のPHSユーザーを抱える大衆電信(FITEL)が財務危機に陥っているとの観測が出ており、多くのユーザーから、これを機に同社のPHSが通信不能となるのではないかとの懸念が示されている。国家通信伝播委員会(NCC)は20日、大衆電信は今年、事業費と回線使用料の計4,000万台湾元(約1億4,000万円)が未納となっており、行政調査を実施して財務状況の把握に努めると表明した。21日付蘋果日報が報じた。

 NCCによると、大衆電信は事業費と回線使用料のほか、毎月納めなければならない基地局賃貸料5,000万元、および他の通信業者に支払う接続料も1カ月滞納しているという。

 大衆電信の呉清源董事長は20日、「現在当社の運営に影響は出ておらず、顧客へのサービスも問題ない」と強調し、「NCCへの4,000万元納付は分割払いを申請している」と語った。また「10月末に予定している特別株発行による増資が順調に行けば、財務問題は解消する」と指摘した。