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台虹の太陽電池用バックシート、Q3は出荷倍増


ニュース その他製造 作成日:2008年8月22日_記事番号:T00009723

台虹の太陽電池用バックシート、Q3は出荷倍増

 
 フレキシブル基板(FPC)材料域内最大手の台虹科技(タイフレックス・サイエンティフィック)の新事業が順調に成長している。同社の新製品、太陽電池モジュール用バックシートの出荷量は第3四半期、上半期に比べ倍増する見通した。さらに、本業のフレキシブル銅張積層板(FCCL)でも強い需要を維持しており、証券会社では第3四半期の受注と出荷量は前期比で20~30%成長するとみている。22日付工商時報が報じた。

 1941年に米デュポンが開発したフッ化ビニル樹脂(PVF)をフィルム状にした製品「テドラー」を材料とする太陽電池モジュール用バックシートは、世界中の太陽電池メーカーで採用されている。しかし同社と技術ライセンスを結び、「テドラー」の供給を受けているのは、世界で4社しかなく中国・台湾では台虹だけだ。

 台虹は今年初めにバックシート生産を開始し、主にシリコンおよび薄膜太陽電池モジュールメーカーで使用されている。今年上半期の売上高は5,000万台湾元(約1億7,000万円)で同社全体の5%に過ぎなかった。しかし市場の観測では、下半期は7月だけで既に3,000万元に達しており、第3四半期全体では1億元を上回る見通しだ。通年では同社売上高全体の8~10%まで成長するとみられる。