ニュース 電子 作成日:2021年7月29日_記事番号:T00097485
29日付電子時報などによると、アップルが9月に発売するとみられるミリ波(mmWave)帯の第5世代移動通信(5G)対応スマートフォン、iPhone13の初回出荷は約6,000万台に上る見通しだ。iPhone13出荷全体の半数以上と、現行機種のiPhone12よりも割合が大幅に高まるようだ。ミリ波帯対応機種に必要なフリップチップ・アンテナ・イン・パッケージ(FC-AiP)を手掛ける半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光投資控股(ASEテクノロジー・ホールディング、ASEH)傘下の環旭電子(ユニバーサル・サイエンティフィック・インダストリアル、USI)が恩恵を受けそうだ。
マンハッタンのアップル直営店。iPhone13も販売好調が見込まれるものの、半導体不足が足を引っ張りそうだ(28日=中央社)
iPhone13の初回出荷は1億台に上ると予想されている。iPhone12シリーズでは、ミリ波5G対応機種の販売は米国に限定され、全体の30~35%とされる。
半導体不足に懸念
一方、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は27日、先進製造プロセス採用のチップ供給は大きな問題はないが、成熟プロセスを採用するオーディオコーデックやディスプレイ用ドライバICなどが短期的に供給不足に陥っており、いずれもiPhoneに必要な部品だと語った。ルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)は、新iPhoneシリーズの販売の成長幅に影響を及ぼす可能性があるとした。
オーディオコーデックやディスプレイ用ドライバICなどの封止・検査は、ASEHや力成科技(パワーテック・テクノロジー、PTI)傘下の超豊電子(グレイテック・エレクトロニクス)が手掛ける。封止・検査業者によると、ワイヤーボンディング(WB)の生産能力は年末まで満杯となっており、アップルの新機種販売が好調で、追加発注があったとしても、対応できるかは分からない状況だ。
証券会社は、台湾のアップルサプライヤーの▽ファウンドリーの台湾積体電路製造(TSMC)、▽カメラレンズの大立光電(ラーガン・プレシジョン)、▽組み立ての鴻海精密工業──などの出荷も遅延する可能性があると懸念を示した。
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