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幸福人寿、中華紙漿株を永豊餘に売却へ


ニュース その他製造 作成日:2007年6月8日_記事番号:T00000975

幸福人寿、中華紙漿株を永豊餘に売却へ

 
 生保の幸福人寿は、4月に大量取得したパルプ大手中華紙漿の株式について、王金平立法院長の仲介により、製紙大手の永豊餘グループに譲渡する方針を固めたもようだ。8日付経済日報が伝えた。

 幸福人寿の株式取得をめぐっては、役員改選期を迎える中華紙漿に対し、主要株主の永豊餘が新董事長の派遣を狙っていることに対抗し、中華紙漿の羅勝順董事長が旧知の間柄にある幸福人寿の黄正一董事長に株式買い増しを打診したとの説がささやかれている。同社は「純粋な投資目的」としているが、行政院金融監督管理委員会は、資金運用が不自然だとして、事情を聴く方針を表明していた。

 中華紙漿の株価は一時18.65台湾元まで上昇したが、今週は16.45台湾元付近で推移している。永豊餘への譲渡価格は、幸福人寿による株式取得価格を上回る水準となる見通しだ。