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08年経済成長率予測、4.3%に下方修正


ニュース その他分野 作成日:2008年8月25日_記事番号:T00009751

08年経済成長率予測、4.3%に下方修正


 行政院主計処は22日、第2四半期の経済成長率が4.32%にとどまったと発表した。さらに今年通年の経済成長率予測も、これまでの4.78%から4.30%へと大幅に下方修正を行った。23日付工商時報が報じた。
   

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 第2四半期は、民間投資が9.37%のマイナス、GDP(域内総生産)の6割を占める民間消費も1.06%の成長にとどまった。これについて石素梅主計長は「今年は世界的に景気が低迷している影響で、企業の設備投資意欲や民間の消費意欲が減退している」と指摘した。

 主計処の蔡鴻坤第三局長によると、5月に予測した際、通年の民間投資は5%の成長を見込んでいた。しかし今回の主計処の予測では、下半期に民間投資は若干上昇するものの、通年ではわずか0.06%の成長、民間消費も1.21%の成長にとどまると予測している。台湾株式市場の低迷、物価高騰が民間消費成長の鈍化の主因としている。

 主計処では政府が計画する1,000億台湾元(約3,500億円)を超える内需拡大政策が0.45ポイント、中国からの観光客訪台が0.1ポイント、それぞれ通年の経済成長率を押し上げるとみている。蔡局長は、「内需拡大政策がなければ4%を下回ることになる」と指摘した。