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遠東航空、中華開発などに賠償要求


ニュース 運輸 作成日:2008年8月25日_記事番号:T00009752

遠東航空、中華開発などに賠償要求

 
 遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)は21日、前経営陣が背任行為で起訴されたことを受け、前経営陣が経営する企業や個人を相手取り、損害賠償を求めていく方針を明らかにした。23日付経済日報が伝えた。

 賠償要求の対象は、遠東航空に董事(取締役)を派遣していた中華開発工業銀行、南山人寿保険、中華航空(チャイナエアライン)と会社監事で、遠東航空は「董事と監事は負うべき責任を果たさなかったため、法律上の連帯責任を負わなければならない」として賠償請求に踏み切る考えを示した。

 中華開発と南山人寿は「関連する情報は得ておらず、遠東航空が賠償を求める理由や内容が分からない」として、関係資料を受け取り次第対応を協議するとコメントした。

 台北地検は21日、経営陣が背任行為で約23億台湾元(約80億円)の損害を会社に与えたとして、崔湧・前董事長、陳尚群・前総経理ら9人を背任や証券取引法違反、商業会計法違反などの罪で起訴していた。