ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台新金控、年内に増資必要に


ニュース 金融 作成日:2008年8月25日_記事番号:T00009756

台新金控、年内に増資必要に

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)の統計によると、台新金融控股は6月末時点で純資産に占める負債比率が51.07%に達し、金融持ち株会社に同比率を30%以下に抑えることを求める金管会の規定に違反していることが分かった。このため、金管会は既に台新金控に対し、年内に増資を行い、財務体質を強化するよう指示した。23日付経済日報が伝えた。

 同規定に違反していることが明らかになった金融持ち株会社は台新金控だけだった。同社の林克孝総経理は22日、「現金増資に向け努力するとともに不良債権資産のうち遊休不動産を売却する可能性も排除しない」と述べた。

 同社は金融当局から4億5,000万株の増資計画が認められており、1株15台湾元(約52.5円)で現金増資を行うことを検討していた。しかし、同社の株価が10元以下に下落したため、新株発行価格の見直しを迫られている。