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万華駅再開発、亜太線上が落札


ニュース 建設 作成日:2008年8月25日_記事番号:T00009760

万華駅再開発、亜太線上が落札


 建設・運営・譲渡(BOT)方式で進められる台北市の台鉄万華駅の再開発で、亜太電信(アジア・パシフィック・ブロードバンド・テレコム)系列の亜太線上(アジア・パシフィック・オンライン)が50年間の事業権を落札した。23日付経済日報が伝えた。

 事業権入札には4社が参加し、亜太線上の落札金額は3億5,000万台湾元(約12億3,000万円)だった。同社は30日以内に新会社を設立し、4年以内に再開発事業に40億~50億元を投じる。新会社は親会社の亜太電信の増資が難航しているため、独自で資金調達を進める見通しだ。

 再開発事業は20階建ての駅ビルと駐車場ビルを建設するもので、駅ビルの延べ床面積の半分は観光ホテル、レストラン、オフィスに充てられる。このほか、4分の1を台北市政府が公益目的で使用、残る4分の1は亜太電信集団の本部となる。

 亜太電信をめぐっては、同社に董事長を派遣している東元電機(TECO)の劉兆凱董事長と劉兆玄行政院長の兄弟関係が公務員の利益衝突に当たるとの指摘があったが、法務部は法律上問題はないとの判断を示していた。