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高鉄台中駅前、広三そごうが開発へ(トップニュース)/台湾


ニュース 商業・サービス 作成日:2021年8月5日_記事番号:T00097612

高鉄台中駅前、広三そごうが開発へ(トップニュース)/台湾

 交通部鉄道局は4日、台湾高速鉄路(高鉄)台中駅前の用地(約4万8,000坪)における複合商業施設の開発計画で、百貨店大手の広三そごう百貨が主導するコンソーシアム(共同事業体)、第一大国際開発を最優秀投資申請人に選定したと発表した。200億台湾元(約790億円)を投じ、ショッピングセンター(SC)、高級ホテルやオフィス、展示会場などから成る台湾最大規模の大型複合商業施設を建設する予定だ。2026年の完成を見込む。▽高鉄台中駅、▽台湾鉄路(台鉄)新烏日駅、▽台中都市交通システム(MRT)高鉄台中駅──の主要交通機関が集まる好立地に位置しており、近隣県市を含む500万人以上の商機を狙う。5日付工商時報などが報じた。

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 台中駅前の用地の地上権は70年で、開発可能な商業施設の最大延べ床面積は14万2,000坪。新光三越百貨の台中港店と台中大遠百(トップシティー)の売り場面積を合計した約7万坪の、さらに2倍に上る。

 商業施設は、▽飲食店、▽国際会議センター、▽展示会場、▽観光ホテル、▽映画館、▽エレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)やアニメのテーマ館、▽オーディオ・ビジュアル(AV)博物館──なども設置する予定だ。

 第一大国際開発は、ホテルチェーンの▽マリオット・インターナショナル、▽ハイアット・ホテル・アンド・リゾーツ、▽ミレニアム・ホテルズ・アンド・リゾーツ、▽晶華国際酒店(フォルモサ・インターナショナル・ホテルズ、FIH)──とも提携覚書(MOU)を締結している。

 第一大国際開発には、広三そごう百貨を運営する広三崇光国際開発と、桂亜国際が出資している。董事長は、広三崇光国際開発の原島栄一董事長が務めている。

新光人寿、異議申し立てか

 高鉄台中駅前の用地開発計画で、生命保険大手の新光人寿保険(新光ライフ・インシュアランス)は、優秀投資申請人2位に選ばれた。市場の観測によると、新光人寿は鉄道局の決定に不服で、異議を申し立てる可能性がある。

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