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台塑集団の域内投資、5年5千億元を表明


ニュース 石油・化学 作成日:2008年8月25日_記事番号:T00009765

台塑集団の域内投資、5年5千億元を表明

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)の経営幹部はこのほど尹啓銘経済部長と面会し、▽第6ナフサプラント第5期▽台塑鋼鉄の製鉄所▽麦寮離島工業区の拡張・再編成▽麦寮工業港拡大統合計画──など5項目の大型計画に、今後5年で5,000億台湾元(1兆7,500億円)を投資する方針を表明した。台塑鋼鉄の投資計画については、8月20日付聯合報が「中止を内部決定」と報じていたが、この報道を否定した形だ。23日付経済日報が報じた。

 台塑集団は昨年11月にも民進党政権に対し、2011年までに域内で7,068億元を投資する計画を報告。今回は改めて今後5年で5,000億元とすることを確認した。

 報告された5項目のうち、新たに表明されたのは、300ヘクタールに及ぶ麦寮離島工業区の拡張・再編成および麦寮工業港の拡大の2項目。一方で、半導体のメモリー市場の低迷を受け、グループ傘下の華亜科技(イノテラ・メモリーズ)、南亜科技の計3基の12インチウエハー工場の投資計画は一次延期を決定した。

 尹経済部長は台塑側に対し、投資計画への歓迎および政府として協力を尽くす考えを示した。