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携帯電話・低価格ノート、Q4まで好調持続も


ニュース 電子 作成日:2008年8月25日_記事番号:T00009771

携帯電話・低価格ノート、Q4まで好調持続も

 
 携帯電話や低価格ノートパソコン(ノートPC)といったコンシューマ向け電子製品の域内川下メーカーの受注状況からみて、関連企業の第3四半期業績は前期比2けたの成長を遂げる可能性があり、一部ではクリスマスシーズン前の在庫確保効果により11月まで高い売上高を維持するメーカーも出るという予測が、証券会社から示されている。サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)に端を発する米国経済の後退の域内メーカーへの影響は、予想ほどには大きくならない見込みだ。25日付工商時報が報じた。

 証券会社によると、携帯電話は、現在ノキアとアップルがいずれもハイシーズンに備えた在庫確保を積極的に進めており、モトローラも下半期は新機種の出荷を積極的に行うとみられる。さらにソニー・エリクソンも第3四半期に入り急激に業績を伸ばしており、大立光電(ラーガン・プレシジョン)、美律実業(メリー・エレクトロニクス)、シリテック、可成科技(キャッチャー・テクノロジー)などの関連メーカーの業績は今期2けた成長となると予測している。

 低価格ノートは出荷台数が伸びているだけでなく、ノートPC全体に占める割合も上昇している。元大証券では通信キャリアとの提携キャンペーンが奏功し、今年は世界のノートPC総生産台数1億4,900万台に占める低価格ノートの台数は1,000万台だが、来年は総生産台数1億9,300万台のうち低価格ノートは2,400万台、2010年には3,000万台を突破すると予測している。