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工研院がSSD連盟、統一プラットフォームを模索


ニュース 電子 作成日:2008年8月25日_記事番号:T00009773

工研院がSSD連盟、統一プラットフォームを模索

 
 低価格ノートパソコン(ノートPC)への採用で注目を浴びるソリッドステートドライブ(SSD)の競争力向上を図るべく、工業技術研究院(工研院)はこのほど、テスティングメーカーの百佳泰(アリオン・テスト・ラブズ)などと共に「SSDアライアンス」を発足させた。テスティングのための統一認証プラットフォームを設けることで、メーカーの重要特許・技術の確立に協力していく。25日付電子時報が報じた。

 工研院によると、台湾メーカーはUSBメモリーやフラッシュメモリーなどNAND型フラッシュメモリー製品の技術および産業チェーンは既に高い水準にあるが、SSDは現段階で価格の高さや不安定さが発展のボトルネックになっている。このため、標準プラットフォームによる認証過程を通じてこうした課題の解決を促していく。

 SSDアライアンスに既に加入したメーカーは、▽群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)▽宇瞻科技(アペイサー・テクノロジー)▽創見(トランセンド・インフォメーション)▽威剛科技(Aデータ・テクノロジー)▽富士康科技集団(フォックスコン)──などで、主にNAND型フラッシュメモリーメーカーやメモリモジュールメーカーが中心だ。今後は国際大手企業も引き入れたい考えだ。

 SSD市場では、インテルが近く80ギガバイト(GB)製品を発表し、2009年には100GB製品も投入する。サムスン電子や東芝も積極的で、10年以降は主要ストレージ装置として幅広く普及することが見込まれている。しかし、読み込みや書き込みプロセス、速度、ウエアレベリングなどの標準やテスティングプラットフォームが存在しない。