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作成日：2008年8月26日_記事番号：T00009783
陳致中氏夫妻、出境禁止に
陳水扁前総統のマネーロンダリング（資金洗浄）疑惑に関連し、最高検察署特別偵査組（特捜部）は25日午後、米国から帰国した前総統の長男、陳致中容疑者とその妻の黄睿靚容疑者に対する事情聴取を約２時間にわたり行った。26日付中国時報などが伝えた。
検察側は陳致中容疑者夫妻が誠実に事情聴取に応じていない上、供述に疑問点が多いことなどから、２人に対する出境禁止措置を決めた。
２人はいずれも検察に海外口座の調査権限を認める同意書への署名を拒否するなど、捜査に非協力的な態度を貫いているという。２人は陳前総統夫人の呉淑珍氏が認めないため、同意書への署名できないと話しているとされる。
検察によると、２人の供内容は検察当局が得ている資金洗浄情報と食い違う点が多いという。
検察側は「陳前総統一家の海外口座や名義借り口座に関してははっきりとした情報があり、供述だけに頼る必要はない。司法協力の正規ルートを通じて証拠を入手する方針だ」としている。
