ニュース 自動車・二輪車 作成日:2021年8月18日_記事番号:T00097840
電動バス最大手の凱勝緑能科技(KGET)は17日、オーストラリアのマッコーリー・グループの子会社、麦格理太陽光電(マッコーリー・フォルモサ・ソーラー)と、台湾での電気自動車(EV)全般に関する提携覚書(MOU)を交わした。▽EV、▽電動バス、▽電動トラック、▽電動バイク、▽エネルギー貯蔵システム、▽充電設備──などの市場開拓で協力する。台湾政府が2030年までに路線バスを全面電動化する目標を掲げる中、両社は提携により、電動バス1万4,000台以上への切り替えを促進し、商機1,700億台湾元(約6,700億円)を創出すると予想した。18日付中国時報などが報じた。
KGETと協力会社の能海電脳科技(エネルギー・モアナ・テクノロジー)などが、EVなどの製造とメンテナンスを担い、マッコーリー・フォルモサが顧客となるバス会社などに実車や充電設備の設置サービスなどを提供し、走行距離に合わせ料金を徴収する新たなビジネスモデルを計画している。
両社は、顧客は電動バス購入にかかる初期費用が抑えられるため、電動バスの導入意欲が大幅に向上すると予想した。
マッコーリーは04年より台湾で、洋上(オフショア)風力発電や太陽光発電など再生可能エネルギー分野に参入している。グループ傘下のグリーン・インベストメント・グループ(GIG)を通じてKGETに技術などを提供する。KGETは提携に合わせ現金増資を実施し、生産能力拡大や新車種の開発を加速する計画だ。
シェア33%
KGETは、20年に嘉義県の馬稠後産業園区にEV製造拠点を設置し、量産を開始している。主要製品である純電動バスの「K9」シリーズは、今年6月までに累計173台を販売しており、市場シェアは33%に上る。
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