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開発工銀、中国の包装材メーカーに出資意向


ニュース その他分野 作成日:2008年8月26日_記事番号:T00009785

開発工銀、中国の包装材メーカーに出資意向


 中華開発工業銀行は25日、中国の台湾系包装材メーカーの宏全中国控股に2億7,900万台湾元(約9億7,000万円)を出資し、同社株式の5.9%を取得する意向を固めた。近く関係当局に申請する方針だ。26日付工商時報が伝えた。

 開発工銀はこれまで対中投資を傘下の投資会社やプライベートファンド経由で行っていたが、今回は投資審査当局の認可を前提に開発工銀本体が出資者となっている点が注目される。現行法令で金融機関が中国の製造業に投資することは禁止されており、開発工銀の動きは規制緩和を見越し、当局の方針を探るための「観測気球」と位置づけられる。今後は行政院金融監督管理委員会(金管会)と経済部投資審議委員会(投審会)の対応が注目される。

 宏全中国控股は台湾の包装材大手宏全国際の子会社で、中国市場ではコカ・コーラ、娃哈哈(ワハハ)、統一などの大手飲料メーカーと取引がある。