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台北市の不動産価格、可処分所得の10.6倍に


ニュース 建設 作成日:2008年8月26日_記事番号:T00009795

台北市の不動産価格、可処分所得の10.6倍に

 
 米ERA不動産の統計によると、2007年の台北市の1世帯当たりの平均可処分所得は128万8,000台湾元(約448万円)で、3部屋35坪の中古物件の平均価格は1,368万5,000元であることから、不動産価格の所得に対する倍率は過去最大の10.6倍となった。インフレが深刻なことから今年の数値は11倍を超えるという予測が専門家から出されている。26日付蘋果日報が報じた。
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 台北市の不動産価格の世帯可処分所得に対する倍率は、03年は6.1倍だったが、04年7.1倍、06年8.8倍と加速度的に大きくなっている。07年の世帯可処分所得は前年から2万6,000元増えただけで、住宅はますます手に入れにくくなっている。

 なお、全土の所得層を5段階に分けた場合、最低層にとって台北市の不動産価格は世帯平均可処分所得の43倍に上るが、最高層にとっては7倍となる。