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茂迪Q2粗利益率14%、2.2ポイント減


ニュース その他製造 作成日:2008年8月26日_記事番号:T00009797

茂迪Q2粗利益率14%、2.2ポイント減


 太陽電池大手の茂迪科技(モーテック・インダストリーズ)の第2四半期の粗利益率は、前期比2.2ポイント減の14.4%となった。上半期の純利益は前年同期比32%減の8億7,700万台湾元(約30億5,000万円)。多結晶シリコンの調達をより価格が高いスポット市場に多く頼ったこと、および利益率の低い5インチ多結晶シリコン太陽電池に注力したことが原因として挙げられる。26日付工商時報などが報じた。

 多結晶シリコンは第2四半期に歴史的な高値を付け、長期の原料供給契約を結んでいない企業は、契約価格より3~4割高いスポット市場で調達せざるを得ず、粗利益率に大きく響いていた。 
 同業の無錫尚徳太陽能電力(サンテックパワー)や昱晶能源(ジンテック・エナジー)は、積極的に多結晶シリコンの原料調達の確保を行ったため、第2四半期の粗利益率はそれぞれ24%、19.6%と前期比で2ポイント増加し、茂迪との差を広げた。

 茂迪は25日、原料ポリシリコンの韓国の生産大手であるDCケミカル社と調達総額52億元、2009年から16年までの原料供給契約を再び結んだことを発表した。