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「中国市場は来月消失」、台塑石化董事長


ニュース 石油・化学 作成日:2008年8月26日_記事番号:T00009798

「中国市場は来月消失」、台塑石化董事長

 
 中国の2大石油会社である中国石油天然気(ペトロチャイナ)、中国石油化工(シノペック)が近く、ガソリンとディーゼル油の輸入を暫定的に取りやめることを受けて、王文潮台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)董事長は「中国市場は来月には消えてなくなる」と表現した。26日付工商時報が報じた。 
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 中国は北京五輪前に石油製品が不足しないよう大量の輸入を行い、今年1~7月の輸入量は前年同期比16.7%増の2,538万トン、輸入額は119.2%増の205億1,100万米ドルに達した。この恩恵で、これまでディーゼル油の通年の対中輸出量が10万キロリットル(kL)に達しなかった台塑石化は、今年第2四半期に毎月30万kLの輸出量を達成できた。

 しかし北京五輪が終わり、中国は既に十分な在庫があることから、当面の輸入停止方針を決定。台塑石化は8月の段階でディーゼル油の輸出量が10万kLに減少していたが、9月以降のさらなる減少は確実な情勢だ。