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康師傅、今年の純利益100億元突破へ


ニュース 食品 作成日:2008年8月26日_記事番号:T00009800

康師傅、今年の純利益100億元突破へ

 
 中国最大の即席めんブランド「康師傅」を展開する台湾系企業、康師傅控股は25日、粗利益率の高い商品で売り上げが大幅に伸びたことから、上半期は売上高が前年同期比36.36%増の20億4,900万米ドル、純利益も同30.87%増の1億9,000万米ドルに上ったと発表した。証券会社は、康師傅の今年通年の純利益は3億6,400万米ドル、台湾元換算では100億元の大台に乗せ、114億元に達するとの見通しを示した。26日付工商時報が報じた。
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 康師傅の業績好調の鍵は、高価格帯商品に重点を置いた商品構成にある。即席めんの売上高は上半期49.38%増だったが、このうち高級即席めんは55.49%の売上成長を見せ、さらに利益は58.91%の増加となった。

 康師傅では「中国市場では物価の上昇および利益率の低下に直面したが、中国国民の収入は増加を続け、生活必需品の支出も増加した」としている。また中国人の消費に対する姿勢も理性的になってきており、「こういった要因が当社の食品市場での発展にチャンスをもたらした」と分析している。

 米ACニールセンの市場調査によると、6月の中国市場における康師傅製品のシェアは、即席めん46.4%、茶飲料41.3%、飲料水20.8%といずれも首位を獲得した。