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5基目のガラス基板製造窯、旭硝子が計画


ニュース 電子 作成日:2007年6月8日_記事番号:T00000982

5基目のガラス基板製造窯、旭硝子が計画

 旭硝子の台湾子会社、旭硝子發殷科技(AFT)の柿本哲爾董事長は7日、雲林科技工業区の本社工場を見学に訪れた陳水扁総統に対し、台湾に5基目となるガラス基板製造窯を設ける考えを示した。柿本董事長は「台南科学園区(南科)が希望だが、用地取得が困難だ」と説明した。

 これについて、陳俊偉南科管理局長は、「まだAFTから申請を受けていない。申請が承認されれば、用地がないということはあり得ない」と語った。

 AFTが5基目のガラス基板製造窯の立地として南科を希望するのは、奇美電子(CMO)など重要顧客の受注に即応するため。陳総統に同行した工業局の幹部からは高雄県の路竹科学園区を勧められたが、それでは計画に沿わないという。

 AFTは現在、3基のガラス基板製造窯を稼働させており、4基目は年末までに操業予定。これによってシェアは42%~47%に達する見通し。5基目の稼働により、生産能力は米コーニングを上回る可能性がある。なお、5基目は奇美の次世代パネル(第7.5世代や第8世代)に対応する投資となる。